ROAD TO C

英語中級者(CEFR B2)から上級者(C1)へ仲間入りする為のブログ。海外就職や留学の情報も。

通年採用の会社で働いているのでどういう仕組みかお伝えします

経団連と大学が通年採用を始めるとニュースになっていますね。

就活の脱「横並び」合意 経団連・大学、通年採用拡大 – 日経新聞

新卒一括採用がそもそもない海外の会社で働いてる私ですが、うちの会社では一括採用なしでどのように新入社員教育が行われているのか、どうやって通年採用が行われているかについてお話したいと思います。

毎月新しい人が入社してくる通年採用

うちの会社では毎月新しい人が入ってきます。

月始めという決まりすらなく、頻度が高いときには毎週新人さんが入ってきます。

人数は1人~5人くらい。私が入社した日は4人でした。

通年採用企業の新人研修について

新しく会社に入ってきた人は、その会社のルールや企業理念・ミッション&ビジョンなど基本的なことを学ぶ必要があります。

この超基本的な内容について研修に割かれる日数はたった半日です。

これが終わると職種によって変わってきますが、製品知識の教育が必要な部署に所属される人が最長で4日半です。

最短半日、最長5日(一週間)で新人研修は終了します。

私が最初に入った日本の企業は研修に1ヶ月、大企業に入った友人は1年間研修がありその後に配属が決定されると言っていました。日本企業の平均からすると短いのでないでしょうか。

終わったらチームに配属されてガンガン仕事をしていきます。

『総合職』は無い。職種別採用だけ!

少しだけ触れましたが、どうしてこんな短い期間で研修が終わるかというと応募の時点で自分が配属される部門が決まっているからです。

外資系の就活ページなんかをみていると(ローカライズされている企業を除いて)仕事の内容についてかなり詳しく書かれていたりしませんか?

自分が会社に入ってどんな仕事をするのか応募をする段階で知ることができます。

「総合職」として入社し研修の中で見極められて配属先が後から決定する日本の一括新卒入社とは全く違います。

文系卒なのに技術系職に配属されたという話を日本ではたまに聞きますが(フリーランスや前職で突出した経験でもない限り)うちの会社ではありえません。大学の専攻が職種にそのまま影響します。

海外で働きたいという学生さんは自分の専攻をしっかり考えてくださいね。

採用や研修に関する仕事の分担がはっきり決まっている

一括就活を行う日本企業では就活シーズンは担当部署である人事部や総務部はかなり忙しく定時に帰るなんてもっての外とよく聞きます。

通年採用の会社では担当部署の人間が常にオーバーワークをしているのかというと、そんなことはありません。みんな定時に帰ります。

毎日が就活シーズンということですが、これを可能にしているのが完全な分担作業です。

履歴書(レジュメ)を受け取り応募者と連絡を取る人、採用に関する書類の用意や手続きを行う人、研修を行う人など、すべて決められています。

また毎日の仕事なのでマニュアル化され効率的に進めることができます。

新しい社員のために毎回内容を考えたり準備に時間を要する必要はありません。

また新卒一括採用ではないので短期間に何千・何万通という履歴書が送られてくることもありません。分散されているので処理する数も少なくなるんです。

仕事をしながら覚えるOJTが基本なので配属チームの協力が重要

一週間の研修できちんと覚えられるかというと覚えられません。OJTで本格的な研修に入ります。

百聞は一見にしかずという言葉がありますが座学でいくら学んだところで実際に体験しないと定着しないものです。

基本だけ覚えている状態でチームに合流しますが、実際にどういう立ち位置でどう動いていくべきかという職務記述書(Job Description)のその先はチーム全体の協力にかかっています。

どの立ち位置でどう動くかはチームリーダーが目標を指示をします。

日本企業はほとんど形だけになっている試用期間がありますが、うちの会社では試用期間は本当にその仕事をやっていける能力と熱意があるのかを見極められます。

試用期間中に与えられた目標をクリアできず会社を去らざるを得なかった人、逆にクリアをしても会社と合わないと感じた人は試用期間が終わるまでに普通に辞めます。

なので試用期間を無事クリアし本採用になった場合はみんなから「おめでとう」と言ってもらえます(笑)日本ではクビになるほうがめずらしいのか誰からも言われませんでした。

せっかく採用した人が辞めることにならないように新入社員を抱えたチームは精一杯にサポートと教育を行います。

一通りの研修をしていることは知っていますが覚えきれていないこともわかっているので、リーダー(と言いつつその上の人から)の目標を達成できるよう少しずつ仕事を振ります。

ここにマニュアルはありません。チーム全体の能力も試されていると言えます。

試用期間の目標を達成し、本採用が決まった時点で本当の研修は終了します。

日本で通年採用はうまくいくのか

大学でどれだけ勉強したかが成功の鍵になる

先ほど述べたように通年採用は職種別採用が前提に無いと話が進みません。

経団連の本音は「きちんと勉強した学生を取りたい」という話です。

大学名だけで判断されがちな日本では大学生は勉強をしない子も多いと言われます。有名大学にさえ入れば余程のことが無い限り簡単に就職できます。

一方、海外の学生は大学に入ってからが一番勉強をすると言っても過言ではありません。これは大学の名前だけでは就職できず、どれほどその分野について知識を持っているか、その知識の量でどうやって会社に貢献できるが重要視されるためです。

新卒一括採用と通年採用は平行して行うみたいなので、新卒一括入社の就活が上手くいかない人がいつでも応募していい救済策みたいなものではなく、どちらかというとエリート候補生選抜に近いものになると思います。

逆に有名大学でないところで一生懸命勉強した人は就活が楽になるのではないでしょうか。

所属チームの意識を変える必要がある

通年採用では「うちのチームが新しい人を探しているらしい」という噂は早い段階で流れてきますがどんな人が何日に入社するのかは割とギリギリになるまでわかりません。

「新しい子は来週から来るからね」と突然言われたりします。

もちろん既存のチームメンバーは自分の仕事をしながら新しい人も気にかけないといけないので負担はありますがそういうものなんです。

一日でも早く一人前にしてあげたいと全員が思わないといけません。

時期外れに入ってきて手がかかるのは面倒だな…と思ってしまうのは大間違いで、自分の仕事を楽にしてくれる貴重な人材なので喜んで協力しましょう。

採用担当者の分担を考える必要がある

新卒一括採用と通年採用を同時並行するには担当者をそれ用に増やさないと担当者が大変なことになります。

就活シーズンでないときにはいいですが重なると地獄です。

うちの会社では毎日のように応募者との連絡や新入社員教育を中心に行っている人などがそれぞれいます。

それほど通年採用はやることがあるので新卒一括採用と兼任は難しいと思います。

人事部や総務部などに十分な人数がいる会社、簡単に言うと大企業でないと現実的ではないのかな。

限られた人数で回している中小企業では上手くいかない気がします。

学生諸君、勉強はちゃんとしよう

勉強をしっかりしてたら通年採用でも新卒一括採用でも内定をもらえます。

自分の能力に自信がある人はどこでも働けます。

勉強して能力値を上げて就活頑張ってください。


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