【海外就職】コミッション制給料のメリットやデメリット
転職先の非日系企業がコミッション制を採用していてどんなものか知りたい
実際にコミッション制の給料をもらっている人の話を聞いてみたい
海外就職をしたいけど見慣れない給料体系が気になる
そんな方に向けた記事です。
営業&マーケティングに携わっている私ですが、第1四半期の目標達成率が世界1位だったということで社長より直々にお話と賞をいただくことができました。
金額だけでは10位超えと大したことがないので複雑な気持ちですが、とりあえず結果だけでも残せてよかったです。
爪痕を残していかないと文字通り会社から存在を消されてしまいますからね。
特に営業職でコミッション制の海外企業に就職を考えている方がいたら参考にしてみてください。
目次
海外で職探し中に感じた日系企業と外資系企業の給料形態の違い
マレーシアでビジネススクールを卒業した後、現地で就職してみたいと営業系の職種で就職情報サイトを覗いているときに気付きました。
ビザの関係で日本人向けの求人を探すことが一番の近道なのでそのようなサイトを見ていたのですが、一見すると日系企業の方が給料が高く非日系の外資系企業は給料が低いのです。
体感としては給料が5万円くらい低いというものでした。
日本より物価が低いマレーシア現地法人ならわからないこともないのですが、アメリカやイギリスの企業でも同様です。
外資系は給料が良いってよく聞くけど…?と思ったら、就職情報サイトの月給情報に書かれている金額は基本給の値段なんですね。
営業職においては多くの企業でこのような給料形態の違いが見られました。
日系企業:基本給は高いけど成績に応じてもらえる報酬が少なめ or 無し
非日系外資系企業:基本給が低い代わりにコミッションが高い
日本では安定的な収入があったため、基本給だけで見ると前職より大幅に下がってしまいます。
私が今の会社と契約するときにためらったのはこの基本給の低さが原因でした。
「コミッションをもらえばそんな金額は簡単に超せる」「コミッションはもらって当たり前だし一緒に頑張ろう」と今の上司に熱く口説かれて結局渋々サインしたわけですが、今となっては良かったかなと思います。
コミッションとはどういうものか
コミッションとは仕事の達成率に応じてもらえるボーナスのようなもので、基本的には営業職にコミッション制の給料が支払われることが多いと思います。
販売額の何パーセントというもらい方が一般的であるため、売り上げが上がらなければもちろん0円。
自分の能力次第で貧乏にもお金持ちにもなれる制度なのです。
会社によってコミッションの内容はもちろん違う
コミッションに上限があるのか、個人だけの売り上げが影響するのか、チームの売り上げも評価額に影響するのか、など会社によって変わってきます。
達成率も考慮されることも多く一定の割合を超えないと一切もらえなかったり、達成率を大きく超えると普通よりコミッションの割合が増えたりなんてことも。
またコミッション制度は様々な理由から見直されることもありますので入社時の制度が何年も継続されるということは期待しない方がいいです。
見直しの際にはそれまでもらっていた内容より下がらないようにある程度考慮はしてもらえますが、評価方法自体が大きく変わることもあり注意が必要です。
私の会社についても以前はコミッション上限あり+チーム成績含むだった評価方法が、上限なしとなった代わりに個人の成績のみで判断されるようになったため自身の能力がより強く給料に反映されるようになりました。
メリット:若くても高給が見込める
前職でも似たような仕事をしていたのですが、コミッション制ではなかったため毎月の給与はよくある金額でほぼ一定でした。
それに比べ今はやったらやった分だけ無限に給料があがるので上手くやれば日本のボーナス期でさえももらったことがない金額が普通に振り込まれたりします。
年齢が低いと高給を見込みづらい日本企業とは違い、完全に能力給ということですね。
今の会社は日本のような形態のボーナスが無い代わりに3ヶ月ごとに達成率に応じて賞金が出てボーナスも自分で稼ぐ感じです。
今回は自分の目標達成と達成率1位という二つの賞金をもらうことができました。
デメリット:売り上げが上げられないと低賃金、そして…
なにせ基本給が日系企業に比べて少ないので売り上げを上げられないと低賃金となり地獄を見る羽目になります。
入社したてだと特定の顧客もまだ持てていない状態のため、売り上げを上げれるようになるまでの最初の数か月はかなりきついです。
試用期間の3ヶ月は顧客集めに必死になった方が良いかと思います。
その間は周りも優しく見守ってくれるのですが、その期間を超えるとプレッシャーがすごいです。
コミッションを当てにしているためか会社でも貰えて当たり前という風潮があるので、コミッションをもらえないほどの低い達成率だと給料泥棒認定されてしまいます。
そして目標達成できない月が続くと会社を去るように言われるという踏んだり蹴ったりの展開になるのです。
基本給が少ないコミッション制をオススメできるか?
長く会社に勤めている人はちゃんと継続的にコミッションを取れている人なので、うちではいわゆる平社員でも良い外車に乗ってる人が多いです。
役員などを除けば営業部門が一番給与が高いと思います。
しかし離職率も高いのがこの部署の特徴です。
理由は様々ですが、もっといい給与をオファーされたり、目標達成のプレッシャーに耐えられなかったり、目標達成できずクビを言い渡されたり…。
続けていくにはメンタルの強さと目標達成に対する熱意が必須条件だと思います。
この2点に自信が無い場合はオススメできません。
逆に能力次第で若くても高い給料をもらえるのでこの点について自信がある人にはお勧めしたいと思います。
この給与体系も私が転職して戸惑ったことの一つなので、転職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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