ROAD TO C

英語中級者(CEFR B2)から上級者(C1)へ仲間入りする為のブログ。海外就職や留学の情報も。

【海外就職】コールセンター職にしか就けないならやめた方が良い

これから書くことは見る人が見ると不快になると思います。

既に東南アジア(フィリピンやマレーシア)のコールセンターで働いている人は読まない方が良いかもしれません。

こんなはずじゃなかったとすぐに帰ってしまう人があまりにも多いのでネットでもあまり語られない暗い部分についてあえて書きます。

これからコールセンター、カスタマーサポートの仕事を海外(ほぼ東南アジアだと思う)でやろうと思っている人はデメリットを知ることになるのでぜひ読んでみてください。

これを書いている人はマレーシアのコールセンターではない仕事で現地採用されています。

コールセンター職に就く人たちの傾向や問題点について触れる機会も多く、駐在員でもコールセンター職でもない”中間層”から見た話であることを念頭に置いて読み進めてください。

海外で働きたいという理由だけで安易に飛びついてはいけない

最近の若い層は海外出張や駐在に行きたがらないというニュースを見ましたが、そんなものは大嘘であると思うくらい「海外に住みたい」「海外で働いてみたい」という気持ちだけで渡航する人に会います。

それでも良いんですが、そういう人に限ってカスタマーサポートと書かれているコールセンターに就職するケースが大半です。

恐らくカスタマーサポートの求人がほとんどを占めており就職が簡単であることが理由かと思います。

ただ将来を見据えて考えるなら根性と信念に自信のない方はコールセンター職は外した方が無難です。

特に大卒20代の人に対して口酸っぱく「悪いこといわないから他の仕事を探しなさい。コールセンターなら日本から出なくていいです。」と伝えたい。

「誰でも」働ける

大卒20代は特にやめた方がいいと言ったのは、大卒20代だと大した経験が無いとしても他の仕事を十分に選べる立場にあるからです。

大卒に限定した理由については基本的に海外で働こうと思うと大卒であることがビザ発給の最低条件となるからです。

ところがコールセンターだと別の話。

日本語が話せるだけで特殊能力とみなされ、本来ならビザが発給されないはずの高卒、高校中退、中卒という方もビザが取れるのです。(実在します)

また年齢や職歴についても問われることはほとんどありません。

正社員として職歴がない50代や、一か所に長期勤務したことがない40代でも採用されます。

「誰でも採用される」所に他の選択肢がある人が同じように就職するのはどうかと思うのです。

大量採用・大量離職が当たり前

先述したような日本での就職にかなり不利な人でも簡単に正社員として採用されるカラクリは大量採用・大量離職が原因です。

何十人を一気に採用して現場に送りこむのが人材採用会社に課された使命です。

アメリカやヨーロッパだと地名だけで喜んで働きに来る人がいるのでそこまで採用も大変になりませんが、東南アジアは喜んで住みたいという人がそもそも少ないので何十人の枠を埋めるだけでも一苦労となります。

申し込み者全員を片っ端から採用しているのかと思うほど、よほどのことが無い限りは内定が出ます。英語が一言も喋れなくても就職できます。

ビザは最長2年のものを取得できるのですが、カスタマーサポート職では1年分しか出ません。

理由は1年どころか、3ヶ月や1ヶ月といった超短期でやめて帰る人が多いためです。

就職自体は簡単ですが、英語が話せなくて日常生活に支障があったり、その国での生活が合わなかったり、カスタマーサポートという性質上、苦情を聞くのに心を病んだり、やりがいのない仕事に飽きたり…色々な理由があります。

日本でさえ仕事がまともに続けられない人が異国で突然できるようになるかというと不可能な話で。

根性が無いと厳しいと最初に書いたのはこれです。多くの人が続けることさえ難しい。

続けられる人は出世していきます。

テレビの良い報道に惑わされないで。現実は大違い

学歴をクリアしていない方は特別なライセンスを持っている採用できる会社が1、2社しかないので同じ会社に就職することになります。

ここはクアラルンプールではなくサイバージャヤと呼ばれる新興地域になるので注意が必要です。

新しい地域なので建物などは綺麗ですが、控えめに言って田舎で何もありません。

またここの手取りは10万円程度ですので思っているような贅沢はできません。

最初の6ヶ月は税金で28%も取られますからね。

しかも年末で計算がリセットされるので7月以降にマレーシアに来た方は最大で1年近く手取り10万円の生活を強いられます。

そのあたりの税金の話はこちらのブログに書かれてあるので参考にしてください。

マレーシア就職にあたって知っておくべき税金事情-ハイパーゆで子のブログ

それを知らずに来ると「テレビのような贅沢な生活と違う!」となって帰りたくなる方がいるようです。

手取り10万円はマレーシアと言えど日本人が生活するには厳しいです。

物価は毎年急激に上がっているので「1年前に見たテレビの話」は別物だと考えてください。

職業ヒエラルキーの一番下に分類されること多々

駐在員がヒエラルキーのトップにいるのは言わずもがな、大きな声で誰も言わないだけで私を含めた現地採用組の中でもヒエラルキーは存在しています。

カスタマーサポート組とその他の職種組の間には壁が存在しています。

サイバージャヤにあるコールセンターの一般社員はヒエラルキーの一番下に分類されているように思います。

仕事を続けていける人はコールセンターでもマネージャー職を目指したり、他の職種に転職したりとそこから抜け出そうとしています。

何度も言いますが上手くいくためにはこの期間を耐えられるだけの忍耐力が必須です。

その次の職・生活を考えると不安

現地人と結婚して住み続けない限りはいずれ日本に帰らなければいけません。

定年まで働いてお金をためてから日本に帰るということであれば別にいいのですが、別の国に行ったり日本で再就職する場合、東南アジアで短期のカスタマーサポートをしていたことはキャリアの足しにはなりません。

やはり地名のブランドというものはあるので「日本で働いていた」ということはプラスに捉えられますが、東南アジアで働いていてもシンガポール以外にブランド力は一切ありません。

マレーシアでもタイでもベトナムでも、一般的に日本人を含め世界の人は東南アジアを物凄く下に見ています。

アジアで世界的にブランド力を持つ国・地域は、日本、香港、シンガポールくらいでしょう。

非カスタマーサポート職ならまだしも東南アジアのコールセンターで働くくらいなら日本で働き続けた方が良いと言う理由です。

上手くキャリアに乗る人もいるけど超低確率

ネガティブな話しかしていないので少し希望が見える話をすると、マレーシアは優しい国なので長く働くだけで道が大きく開けます。

マレーシアでは一定の職歴を確保すると学位が無くても総合職でビザが取れるようになるからです。

学位を持っていない人は総合職に就職するための踏み台としてコールセンター就職を利用するのは有りです。

マレーシア国内に限定すれば上手くキャリアを作っていくことができます。
何人も知っています。

ただ他の国で働きたくなった場合、そこで新たに学歴の要件が必要になりますので注意してください。

ただそんな人は本当に一握りです。

成功に対する熱意、苦しい時期を耐え抜く忍耐力、やり遂げようとする信念がある人だけです。

日本でどうしても行き場が無いならとりあえずはいいと思う

日本で時給の低いアルバイトしか仕事が見つからなくて貧困しているということであれば東南アジアのコールセンターは良いと思います。

同じ手取り10万円でも日本の方が生活するのが大変ですからね。

このタイプの方に気を付けて欲しいのが貯金は最低でも30万円は持っておかないといけないということ。

片道航空券支給&生活始めの家賃無料とうたわれていますが家賃無料は2週間だけのケースが多いです。

2週間以内に住むところを探して出ていかなければいけないので、初めての給料をもらう前に賃貸物件への支払いが発生します。

コンドミニアムに入居するには家賃の3.5倍を支払う事が慣例化されているので、ワンルームに住むならいきなり12万円から20万円くらいの出費です。

また資金がギリギリの状態で来る場合は契約期間内での退職が難しくなることも念頭に置いてください。
ビザ取得にかかった費用を返済しなければいけないためです。

たまに踏み倒して日本に逃げ帰る人もいますがマレーシアどころかASEAN全域で入国拒否されることになりかねないので絶対にやめましょう。

日本で行き場のない生活を送っている状態なら選択肢としては有りです。

そして渡航したら頑張って更に上の給与や待遇をもらえる企業への転職を目指してください。

頑張る人には必ず道が開けます。

追記

関連記事の第二弾できました。こちらもどうぞ。

大企業は大丈夫?本当にあった巨大企業カスタマーサポート突然閉鎖の話


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2 comments on “【海外就職】コールセンター職にしか就けないならやめた方が良い

  1. 初めまして。コメント失礼致します。
    当方日系専門職での職歴あり、大卒です。外資系のサービス業への就職を希望していますが、現在の実践英語力と職歴では希望の業界に転職できないため、東南アジア英語圏への渡航を考えています。
    TOEICスコア800強ありますが、海外経験がなく実践英語力に欠ける現状です。英語圏の東南アジアでカスタマーサービス職に就き、外人とルームシェアなどしてSpeaking力を伸ばし、飲食店やホテル、航空関係などサービス業への転職を考えています。
    上記のような考え方は甘いのでしょうか。また、上記のような具体的な目的があっても、カスタマーサービス職というだけでその後の転職は厳しくなるのでしょうか。
    ご意見くださるとありがたいです。

    1. こんにちは、コメントありがとうございます。

      「現在の実践英語力と職歴では希望の業界に転職できない」とは誰に言われたんですか?
      もし言ったのが人材紹介会社なら無視してください。手っ取り早く報酬が欲しいだけなので。
      会社のウェブサイトやLinkedInから直接レジュメをだしてください。
      私が全く同じ立場でした。
      海外系の職歴が無い日系専門職で別業界でしたので人材紹介会社に断られて自分で直接出して内定をもらいました。

      カスタマーサービスにつくとその国内でご希望の内容に転職は可能かもしれませんが違う国では難しいです。
      同じ国で転職していくなら別にいいのですが、そうでないならキャリアアップになりません。
      文面から本当は東南アジア以外の国に行きたいと見受けられますがいかがですか?
      TOEIC800強なら十分英語力はあります。ただ慣れていないだけです。すぐ後から付いてきます。
      良ければこちらの記事もご覧ください。
      <海外就職を成功させるための武器を伝授する>
      あと東南アジア英語圏でルームシェアしても思っているようなスピーキングの伸びは期待しない方がいいです。みんなぐちゃぐちゃの英語を喋ってますから。
      お話を聞く限り、コールセンターをわざわざ選ばなくても現時点でご希望の職種で採用してもらえそうです。
      業界が違う分については専門職でなければカバー可能です。
      数うちゃ当たります。周りに惑わされずぜひ頑張ってください。

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