【これ一冊でOK!】TOEIC430点を880点にした参考書とその使い方
語学に勉強はいらないと常々思っているのであまり机に向かって勉強をしたことが無いのですが、TOEICなどの資格試験においては特殊な問題形式に慣れないと得点を狙いにくいので少し対策をする必要があります。
大学で開講されていたTOEIC対策講座に入ってはいたのですが、しっかりやると独学でも短期間で効果が出る内容なのでシェアしたいと思います。
まずTOEIC対策に関わらず英語資格の対策には複数の参考書を購入する必要は一切ありません。
動画を見たり外国人の友達を作ったり色々していましたが、880点を取った私がTOEIC対策に使った参考書はたった一冊だからです。
目次
私のスコア推移について
私は大学に入学してすぐ(2008年5月ごろ)受験したTOEICは430点でしたがその2年半後に就活のため受験し880点を取りました。
IPですが当時取ったスコアがこちらです。
ちなみに2回生からの英語でのみ開講されている専門に行くため1回生の冬までに550点必要だったのですが、この基準をクリアし専門クラスに配属されています。
記憶ではその半年くらいの期間で600点超えまで上げたと思います。(記録が残ってなくてすみません)
初回受験から丁度1年後に受けたTOEICでは300点あげ大学のインタビューを受けているので730点を取ったということです。(リンク貼れませんがうちの大学のサイトにまだ記事が残ってます)
当たり前ですが、なんといっても言語は使わないと伸びないのでTOEIC対策だけで英語は喋れるようにはなりません。
ここまで一気に伸ばすためには参考書だけでは難しいと思いますので混合しないよう気を付けてください。
TOEIC対策の参考書は「公式問題集のみ」でOK
リーディング対策、リスニング対策、ボキャブラリー対策など…本屋の英語資格対策コーナーには沢山の参考書が山積みに置かれています。
しかし購入するのはたった一冊「TOEIC公式問題集」だけで良いです。
TOEICは正直難しい試験ではないので、この本だけでリーディングとリスニングはもちろんのこと、文法や語彙についても十分カバーできます。
むしろ公式以外の問題集は問題の雰囲気が違うことも多々あるためやらない方が良いです。
私が当時使っていたものとバージョンは違いますが有効であるという点については変わっていませんのでご安心ください。
公式問題集をオススメする理由
私が公式問題集をお勧めする理由はいくつかあります。
- フルテストが2回分ついてる
- リスニングのスピーカーが本番と同じ人
- 問題は実際の問題を作るところが作っている
- 回答用紙が本番と同じレイアウト
- 問題に対する解答・解説が詳しい
資格試験対策には普段の学習時から本番を意識して対策をすることが大切です。
公式問題集にはフルセットのテストが2回分ついているだけですが、解答・解説書が非常に充実しています。
各設問の正答について詳しく書いているだけではなく、間違いである選択肢についてもどうして違うのか解説があります。
また覚えておきたい重要語句についても「Words & Phrases」コーナーにまとめられていて初心者にも復習しやすいレベルを問わない形式です。
買って一番最初に必ずやること
一番初めに必ずやるべきなのが1回分のテストを公式と同じように時間を計ってやることです。
2時間もかかるため休みの日に時間をとってください。
同居人がいる人は絶対に邪魔されないようにネカフェや図書館など家以外の場所でやることを強くお勧めします。
全て解き終わったら答え合わせをし、正答数から導き出される予想スコア(公式本に記載があります)を導きだすと同時に、どのセクションでの正答率が低く苦手としているか把握してください。
公式問題集の使い方と勉強方法
- 時間をきちんとはかる
- 答え合わせ
- 間違えた箇所と自信をもって正解できなかったところの復習
- 1に戻る。
これが基本セットです。
もう少し詳しく説明します。
1. 時間をきちんとはかる
最初に2時間かけて本番と同じ時間で解き終わった後は、毎回2時間を割くのは現実的でないためセクションごとに分けて行うことをお勧めします。
リスニング問題については自動で音声が流れて強制的に進んでいきますが、リーディングの問題はまず下記の時間配分で行ってください。
問題数 | 基本 | 理想 | |
Part 5 | 30 | 10分 | 5分 |
Part 6 | 16 | 10分 | 8分 |
Part 7 シングル | 29 | 25分 | 15分 |
Part 7 マルチ | 25 | 30分 | 25分 |
リーディングに与えられている時間は合計で75分です。理想の時間配分だと合計53分となり、22分余ります。
慣れないうちは基本の方の時間配分で行い、慣れてくると理想の方の時間配分で行ってください。
TOEIC Part 5 & Part6はわからないからと言っていくら考えても答えは出てきませんので、瞬発力を持ちどんどん解いていくことが必要です。
今も変わっていないと思いますがTOEICは正答率の高い問題に対しては得点が低く、正答率が低い問題に対しては得点が高い設定になっているといわれているため、正答率が高いPart 5とPart 6で正答率を上げるよりPart 7を落とさないのが高得点のコツです。
30分程度なら毎日時間は取れると思います。
2. 答え合わせ
答え合わせをするときは、自信をもって正解を選べたもの、何となくで選んで正解となったもの、間違えたものの3つに分けるようにしてください。
3. 間違えた箇所と自信をもって正解できなかったところの復習
自信をもって答えられたところは一周目なら解説を見ても良いかもしれませんが、効率が悪いので2周目以降は飛ばしてください。
文法のコーナーは間違えたり答えに自信を持てなかったところは1文丸々を声に出して何度か音読して語感を体に叩きこみます。
なぜその答えになるかうまく説明できなくても「他はなんか違う気がする」と思えるようになります。
注)ノートに書き取るのは時間がかかるのでやめましょう。労力と効果が比例しません。
間違えた問題については単語がわからなかったからなのか、聞き取れなかったからなのか、文法が曖昧で読み違えたのか、原因を見つけて正答にたどり着けるようそこを補いましょう。
問題の解き方のコツ
リスニングもリーディングも基本的には設問を先によんでから問題文に取り掛かるという手順を踏みます。
設問を読むことで問題文の方向性を予測することができるためオススメです。
リスニングセクション
リスニングセクションの流れは「サンプル問題」→「各問題の会話」→「設問の読み上げ」となります。
サンプル問題を読み上げられている間にそのパート内の設問にざっと目を通しましょう。
問題の会話が流れてきたら同時に解答を進めてください。会話の終わりまでに解答を完了しましょう。
設問のよみ上げが始まったら次の問題の設問を読んで備えてください。
TOEICはメモが取れないので設問を最初に頭にいれて答えを見つけていかなければどちらにしても解答不能になります。
リーディングセクション
Part 5とPart 6については先述した通り考えても答えは出ないので瞬発力をもってさっさと終わらせましょう。
どうせ得点は低いのでわからなかったら一番可能性高そうだと直感で思うものを選択し捨ててください。
Part 7が本番です。
基本通り設問を読んでから問題文の中から答えを探していきます。
問題文を読むといっても一字一句をゆっくり読むのではなくスキャニングというなんとなくざっと読む程度です。
Part 7は引っ掛け問題のようなものも混ざっているのでかなり注意が必要です。
Part 5とPart 6、Part 7のシングルパッセージを早く終わらせて余った時間を見直しの時間に当てます。
一回目ではさっと目を通して答えを見つけていき、二回目となる見直しでは冷静になれるので精度を上げるようにしましょう。
3周くらいすると600点は簡単に突破できる(経験談)
「答えを覚えてしまっているだけで実際の点数には影響しないのではないか?」と思われるでしょうか。
言語は多かれ少なかれ慣れと記憶が重要になるため、答えを覚えるまでやるのが高得点につながると言えます。
実際に何度やってみても曖昧な知識のところは自信をもって答えられていないはずです。
上記の方法でこの答えを覚えられるくらい3周もやれば急激な得点アップができます。
ただ時間を空けずできるだけ短期間でやっていきましょう。
試験まで時間があれば5周くらいするのが理想的です。
まとめ
TOEICの問題自体は一般的な内容ばかりで難しい内容ではありません。
社内の昇進や就職活動、クラス分けなどに手っ取り早くTOEICスコアを上げたい方はテクニックを知っているだけで大きくスコアを改善することができます。
そのテクニックを実践で使えるようにするには公式問題集で常に本番を意識した練習が必要です。
文法や語彙の解説なども詳しくあるので、わざわざ専門の参考書を購入しなくても大丈夫です。
同じ参考書を何度もやって答えを覚えてしまうくらいの方が英語力そのものにも良い影響が出ます。
TOEICの受験が必要な方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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