【海外就職】就職先企業の探し方【転職サイトはカタログ】
日本の就職活動や転職活動って人材紹介サービスに登録して探すのが一般的ですよね。
そういった意味では海外企業も同じような感じです。
ただどこのサイトで探せばいいかは不明かもしれません。
私がどうやって今の会社と出会ったのか、どうやって面接までこぎつけたのかについてお話したいと思います。
<私が働いている会社について>
マレーシアにある非日系企業です。
職種はセールス&マーケティングで現地採用です。
目次
海外の就職先を探すサイトについて
海外での転職サイトは大きく分けて3つあります。
ビジネス向けSNSのLinkedIn、日系エージェント、現地エージェントです。
それぞれ利点と欠点があるので説明します。
海外企業を探すサイトはLinkedInが堅い
海外企業に直接自分を売り込むならLinkedIn一択と言っても過言ではないと思います。
LinkedInは載せるだけには掲載料が発生せず、クリック数によって請求があるので非常に広範囲の世界中の求人を一目で見ることができます。
職種が様々なのでコールセンターでは働きたくない!という人も使えます。
(もちろん関連職での経験は絶対いります)
募集要項と少しずれがある場合でも直接話ができるため、「これくらいなら許容範囲かな?」と思ってくれる企業からは返事が来るのがいいところです。
欠点はあまりに数が多すぎることと、いわゆるレベルの高い人材からも申し込みが多いので競争率が激しい印象です。
特に日本人や日本語話者を欲しがっていない職では難易度が上がります。
ただ、日本は特殊な文化を持つ巨大市場なので他国の人材に比べると少しマシだという印象です。
できることが広がりはしますが、有料会員になる必然性はないので自分の求めているものと相談してからアップグレードを考えてください。
日系エージェントなら確実に日本人に限定した求人がある
日本人が海外で仕事を見つけたいなら、日系の転職サイトが確率的には高いと思います。
よほどマイナーな国でなければ、どこの国にも日系エージェントはあります。
ただ、日系エージェントの印象としては「英語力不要」や「日本語だけでも働ける」といった甘い誘いが目につきコールセンター職が多い印象です。
また登録しているのは日系企業がほとんどなので、完全な非日系企業を探すのには向いていません。
こういうところは日本人に限定した採用なので、職種にこだわりがなく手っ取り早くビザが欲しい方なら使っても良いと思います。
行きたい国が決まっていてもローカルの転職サイトは??
現地の転職サイトも使ってみました。
ローカルの転職サイトは基本的に外国人の採用は行っていないと思った方が良いです。
それに私の場合(マレーシア)は、現地人の平均月給が日本よりもずいぶん低いので、低賃金の求人ばかり目に入りました。
まともな就職活動をローカルの転職サイトでできると思わない方がいいかもしれません。
ただ、現地転職サイトに登録するとエージェントがこちらのコンタクトを見ることができるので直接オファーが来ることも多々あります。
その場合は給与はきちんと日本人向けとなっているので収入としてはクリアしているケースが多いです。
私が今の会社に就職するに至った経緯
前述の3サイトすべて登録しました。
日系エージェントには担当者と面談までしましたが、ここで不信感が芽生えたのです。
情報収集も兼ねていたので卒業の半年前に面談を行い、良さそうな求人を見つけました。
海外企業は基本的に今すぐ働いてくれる人を探しているので、よく待っても3か月くらいということはわかっていました。
しかし余裕があれば半年待ってもらえるか、次の採用の機会に声をかけてもらえるかもしれないので、エージェントに話だけでも通してみてくれないかと尋ねたのです。
すると担当者の返事はNOです。
ルール違反だとはわかっていましたが、そんなことも言っていられないので企業に直接連絡を取ることに決めたのでした。
最近の企業なら公式ウェブサイトにも求人のページがあり、どんな人材を探しているのか詳しく見ることができます。
「今すぐ働くのは学生ビザなので難しいがどうしても魅力的だから応募させてほしい」というカバーレターと共に公式サイトから申込みました。
ここはLinkedInにも同じ求人を出していたのですが、公式サイトから申し込んだ方が熱意が伝わるかな?という浅はかな考えでのことです。
1週間後、面接だけでもしたいと連絡がありました。
1ヶ月後には内定が出て、会社と学校と移民局の相談の元、合法的に働くためにインターンとして会社に合流することが決まりました。
そして卒業した半年後、正社員として就労ビザをとったという流れです。
入りたい企業を見つけたら直接申し込んだ方が良い
エージェントは担当者の裁量で勝手にNOと言ってくる
担当者は早く成約させてボーナスが欲しいので、本当に転職者の立場に立って親身に考えてくれる人は基本的にいないと思っています。
居ても本当に低確率でしょう。
なので希望を無視して成約率が高い求人を勧めてきます。
英語力が足りないから、経験が足りないから、新卒だから紹介できないと言います。
先述したように募集要項からちょっとずれていても、企業がOKだと判断したらそれでいいんです。
それを確認せずに簡単な方へ誘導するケースを多くみてきました。
そんな希望にはまった求人なんてあるわけない、と鼻で笑われたこともあります。
でも実際ありましたし就職できました。
今回だめでも別ポジションや別の機会に声がかかることも
これは就職活動をしていた当時、エージェントに断られたから無理だろうなぁとTwitterに書いていたらフォロワーさんから頂いた言葉です。
この言葉をきっかけにダメ元でもとりあえずコンタクトをとってみることに決めました。
欲しい人材だと思ってもらえたらあとは会社側で考えます。
もう一人多めに採用するのか、別のポジションに入れるのか、採用時期をずらすのか…。
私の採用が決まったとき、もうひとり最終選考まで残った子がいました。
この子は後に声がかかり、時期をずらして入社することになります。
別の機会に繋がったという良い例ですね。
希望に当てはまる求人は少ないけどゼロじゃない
海外で就職しようと思うと求人の少なさに絶望するかもしれません。
そしてやっぱり自分には無理なんだと思うかもしれません。
でも根気よく探すとゼロではありません。
また求人情報は非常に短期間しか掲載されていないこともあるので、できれば毎週LinkedInをチェックした方が良いです。
求人情報の動向がわかります。
狭き門なのは間違いありませんが可能性はゼロではありません。
タイミング、運、相性など様々な要素があるので、海外就職をしたい人は諦めずに粘ってください。
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