【海外就職】学歴や職歴の詐称はすぐばれるから絶対やめな
基本的に大卒じゃないとビザが取れないしカスタマーサポートはキャリア形成としてイマイチと前に書いたら、学歴や職歴って嘘書くものでしょって言われたので反論します。
日本国内での学歴詐称や職歴詐称はあまりばれないと思いますが、海外就職なら別です。
高卒なのに適当な大学名で大卒と書いたり、会社名を変えたりジョブタイトルを変えたりすると面接に行く前の段階で絶対ばれて落ちます。
目次
面接前に雇用証明書と卒業証明書を求められる
学歴詐称や職歴詐称をしてやろうという良からぬ輩は世界に目を向けても沢山いるので、会社はそんな人たちに騙されないように自衛をします。
もちろんビザの申請をする段階でも必要な書類になってくるため、後々公式に必要です。
面接を通してその人に決めたのに、実は嘘だったからビザの申請ができなかったとならないように前もって会社側で要求します。
この件について詳しく述べていきます。
職歴詐称対策1:英文履歴書のレファレンス
日本じゃ今はもうあまりない話ですが、海外の会社では求職者からの応募があったときに勤めていた会社に連絡して勤務態度や履歴書との相違がないかについて調査をすることが多々あります。
そのため、英文履歴書にもレファレンス(参照先)の記載を求められます。
いきなり他人の個人情報をさらすのは良くないので「References availabe upon request」と書いたり、書いて無くても企業が真剣に採用を考える段階ではレファレンス先を教えてほしいと言います。
下記の記事によれば8割の企業が実際にコンタクトを取るということです。
英文履歴書のリファレンス実態 – 8割の企業がコンタクト、偽証もちらほら
実際にその人がその仕事に従事していたか、勤務態度はどうだったか、本当のやめた理由が受け入れられない内容ではないか、などが聞く内容になると思います。
リファレンスしたときに悪印象を与えないようにお願いする人には普段から良好な関係を築き、前もって連絡があるかもしれないときちんと伝えた方がいいです。
キャリアアップのためだと言って応募してきた人が、ほとんど決まりという段階で前の会社にレファレンスをとったら実は無断欠勤が多く問題になっていたことがばれて流れたということも実際ありました。
前の会社を円満退社していないという典型的な例ですね。
多少の誇張はしないと履歴書の見栄えもよくないのでそこはしても良いですが、完全な嘘は絶対ダメだし必ずばれます。
職歴詐称対策2:雇用証明書が必要
前の会社を円満退職していないと頼みにくいことの一つが在籍証明書の発行です。
面接段階で求められるケースが大半ですので転職活動を行う前に準備しておくと良いです。
いつからいつまで、なんの職で働いていたかを書いてもらわないといけません。
会社名や職種などの偽装はまずここでばれます。
学歴詐称対策:卒業証明書または在学証明書が必要
最終学歴の卒業証明書か、まだ学生の場合は在学証明書を提出する必要があります。
私が就活をしていた時はまだ大学院に通っていた時だったので大学の卒業証明書と大学院の在学証明書の両方を提出しました。
普通の外国人は知ってても東京大学ぐらいなので、一部の会社を除いて大学のレベルは問題になりません。
その国で初めて就く仕事であれば基本的に大卒であるかどうかが重要視されます。
実際私が面接前に提出を要求されたもの
実際私が面接が始まる前までに提出するように言われたものリストをコピーします。
- Completed Employment Application Form (会社書式)
- Background Review and Authorisation Form (会社書式)
- Updated CV (PDF format) (最新の履歴書)
- Academic certificates (卒業証明書や在学証明書)
- Certificate of Employment (雇用証明書)
- Latest payslip ( If Any) (最新の給与明細)
- IC / Passport (パスポート)
- Recent passport size photo (写真)
面接前に提出するように言われたものの中に卒業証明書と雇用証明書が入っていますね。
どちらもすぐに手に入れられるものではないので、前もって準備をしておく必要があります。
在職中にこっそりと転職活動をしたいという方であれば少し難しいかもしれませんね。
そして、ビザの本申請のためにイミグレから求められたのはこちらです。
- Recent passport sized photo (写真)
- Passport (パスポート全コピー)
- Highest Academic certificates (最終学歴証明書)
- Latest resume (最新の履歴書)
最終の学歴証明書はビザの取得に必ず必要なので学歴詐称は絶対に無理です。
出さないとビザ発行されません。
証明書を偽造しない限りは絶対ばれる
証明書の偽造でもしないと、職歴や学歴を変えることは海外就職において絶対無理です。
証明書偽造は重罪なのでばれるとビザ剥奪、入国禁止は免れないとも思いますが。
実際にマレーシアでは外国人の証明書偽造が問題になっており、現地大学を卒業した外国人に卒業証明書へイミグレーションからスタンプをもらうように言われています。
フリーランスの人や個人事業主の人とかはまた別のビザになるんでしょうけど、海外企業に社員として就職を考えている人は上記から学歴や職歴を偽ることは不可能です。
馬鹿正直にすべて書けと言ってるわけではありません。
多少の脚色はあってもいいですが中卒を大卒と変えたり、違う職種を書いたりするのは完全な嘘です。
嘘はつけないようなシステムになっているし、そもそも人としてダメです。
そこは正直に足りないことを言って、経験を考慮するかは企業側の裁量によります。
募集要項の学歴に足りなかったけど経験を買ってもらえて入社した子もいます。
周りの人に変なことを吹き込まれないようにしてくださいね。
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